UbuntuでPPAのパッケージを使う。

ASIXのUSB3.0 LANアダプタのドライバをインストールすると、ロジテックのLANアダプタLAN-GTJU3を接続した直後にはデバイスが認識されるものの、Ubuntuを再起動するとインタフェース名がrenameXの形式に変わってしまうという事象が発生した。
また、ソースコードから手動でドライバをインストールした場合には、カーネルがアップデートされると同モジュールが置いてけぼりになって新しいカーネルでは使用できなくなってしまった。
これをどうにか回避すべく、リポジトリに公開されているドライバが存在しないかしらべてみたところ、PPAというUbuntuユーザが独自に用意したパッケージとして提供されていることがわかった。

https://launchpad.net/~qji/+archive/ax88179

これでaptitudeでパッケージ管理ができてカーネルアップデート時の問題はおそらく回避できると思われたので早速入れてみた。
手動で/etc/apt/sources.listを編集してリポジトリを追加してもよかったのだが、コマンドで簡単にリポジトリを登録する方法があるようだったのでそちらを実戦した。
apt-add-repositoryコマンドを含むパッケージをインストールし、同コマンドで上記PPTをaptitudeで参照するリポジトリとして追加してインストールする、という流れになった。

# aptitude install python-software-properties
# apt-add-repository ppa:qja/ax88179
# aptitude update
# aptitude install ax88179

実際にカーネルのアップデートが行われるまでは確定ではないが、おそらくこれでひとつの問題は解決したと思う。
もうひとつの問題については、ロジテックのUSB3.0 LANアダプタだけの問題かもしれないと思ってグリーンハウス、プラネックスのUSB3.0 LANアダプタを調達して確認したところ、どれもASIXのチップが使われていることが判明し、かつグリーンハウスの以外で同様の状態になっていた。
グリーンハウスのものは上記の事象こそ発生しないものの、再起動してもインタフェースが起動しない事象に陥っており、まだ実用に耐えうる状態になっていない。
とはいえ、回避策を仕込めばどうにかならなくもないところまではきているので、またもうちょっといろいろ試してみるとしよう。
バッファロー製のUSB2.0 LANアダプタであれば組み込みのドライバできちんと動くことが確認できたので、最後の手段はそれになるが。
まあ、NUCはUSB3.0に対応していないので、無理にUSB3.0デバイスを使うこともないわけで。

参考情報:
http://snickerjp.blogspot.jp/2012/08/memoubuntu-1204-precise-apt-add.html
http://devslog.com/article/20120307095636.html


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