月刊ニュータイプ2011年1月号の付録「オトメタイプ」に2010年1~11月号のキャラ人気投票アンケートの集計結果の上位20キャラが掲載されていたのでざっと眺めてみたのだが、やはり最近の人気男性キャラとそのキャストの声優さんにはかなり偏りがあるようだった。
以下、トップ20に入ったキャラとキャストの声優さんを関連づけて見てみようと思う。
敬称略。
・神谷浩史(5キャラ)
3位 ティエリア・アーデ(劇場版 機動戦士ガンダムOO -A wakening of the Trailblazer-)
4位 折原臨也(デュラララ!!)
7位 音無結弦(Anget Beats!)
11位 市ノ宮行(荒川アンダーザブリッジ×ブリッジ)
17位 阿良々木暦(化物語)
・宮野真守(2キャラ)
1位 刹那・F・セイエイ(劇場版 機動戦士ガンダムOO -A wakening of the Trailblazer-)
20位 ツナシ・タクト(STAR DRIVER)
・杉田智和(2キャラ)
2位 キョン(涼宮ハルヒの消失)
5位 坂田銀時(劇場版 銀魂 新訳紅桜篇)
・小野大輔(2キャラ)
8位 セバスチャン・ミカエリス(黒執事II)
9位 平和島静雄(デュラララ!!)
・三木眞一郎(2キャラ)
12位 ロックオン・ストラトス(劇場版 機動戦士ガンダムOO -A wakening of the Trailblazer-)
18位 ロイ・マスタング(鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST)
・中村悠一(2キャラ)
14位 グラハム・エーカー(劇場版 機動戦士ガンダムOO -A wakening of the Trailblazer-)
19位 阿部隆也(おおきく振りかぶって ~夏の大会編~)
・朴璐美(1キャラ)
6位 エドワード・エルリック(鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST)
・中井和哉(1キャラ)
10位 伊達政宗(戦国BASARA弐)
・坂本真綾(1キャラ)
13位 シエル・ファントムハイヴ(黒執事II)
・森久保祥太郎(1キャラ)
15位 沖田総司(薄桜鬼 碧血録)
・吉野裕行(1キャラ)
16位 アレルヤ・ハプティズム(劇場版 機動戦士ガンダムOO -A wakening of the Trailblazer-)
以上の通り、20キャラに対してそれらを演じた声優さんは11人、しかも神谷浩史さんに至っては1人で5キャラもエントリしているという偏り具合だった。
さらに、この11人の声優さんのうち20代なのはたった1人であとは30代以上ということで、新旧せめぎ合っている女性声優の事情とは違って新しく有望な男性声優があまり出てきていない傾向がここからもうかがえる。
声優は俳優と比べると演じられる役の息が長いので今のままでもあと数年は何とかなるかもしれないが、それでも徐々に世代交代をしていかないと10年後、20年後が少々不安になってくる。
今最も活躍がめざましいのアラサー、30代半ばの方々がまだ経験が浅いころから主役級の役を与えられてそれを演じながら力をつけてきたように、この先を担う20代の男性声優さんももっとハクがつく役を与えていかないといけないのではなかろうか。
ちなみに、2キャラ以上がエントリしている声優さんのうち、中村悠一さんを除く5人は過去に声優アワードで主演男優賞または助演男優賞を受賞している。
やはり声優アワード効果は絶大のようだ。
逆に、そういう人たちと張り合えている人こそ次の声優アワード受賞者になる器の人かもしれないので、あくまで月刊ニュータイプの中での結果ではあるが、今回の結果から考えると中村悠一さんが第5回受賞者の有力候補であることは間違いないだろう。
しかしそれにしても、神谷浩史さんの人気は凄すぎだ。
もうしばらく時代が続く予感。
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