第5回声優アワード大予想その2。

大予想その1から1ヶ月間が空いてしまった。
その間に声優アワードの投票を済ませ、来年3月ごろに出る結果を待つばかりだ。

さて、まだ述べていなかった歌唱賞、パーソナリティ賞あたりの予想に入ろう。

■歌唱賞

もう毎回のように水樹奈々氏が候補として思い浮かぶのだが、実際に歌唱賞を受賞したのはまだ1度のみで紅白初出場を果たした前回でも歌唱賞ではなく富山敬賞(話題賞)に収まっていた。
もう他の声優さんと同じ土俵で勝負できないくらいレベルの高いところに行ってしまったのだなと。
しかし今年は2年連続の紅白出場を果たしたので、ここで再び受賞、という可能性もゼロではないだろう。

その他の候補としては、昨年も同賞を受賞した放課後ティータイム(豊崎愛生氏、日笠陽子氏、佐藤聡美氏、寿美菜子氏、竹達彩奈氏)かデビュー2年目で武道館ライブ開催まで至ったスフィア(高垣彩陽氏、豊崎愛生氏、戸松遥氏、寿美菜子氏)が他の追随を許さないところまできているのではないかと。
まだ声優アワードでは2年連続で同じ声優さんまたはユニットが同じ賞を受賞した例はないのだが、放課後ティータイムは昨年よりもさらに大きな進歩を遂げて大活躍の1年だったので、初の2年連続受賞を果たすユニットとしては資格十分だろう。
スフィアは今年メンバ全員がソロでのCDデビューも果たし、ユニットとしても結成2年目にして11月にリリカル☆パーティーIVやGRANRODEOの裏で日本武道館ライブを成功させるほどの急成長を見せた。
平均年齢も20代前半でまだまだ若いので、今後の活躍も期待して受賞するパターンとしては今回がちょうどいいタイミングだと思われる。
この1年はテレビアニメでスフィアのメンバの声を聞かない日がないぐらい声優、音楽と大活躍で、来年以降もどう動いていくのか楽しみだ。
ちなみに、どちらが受賞したとしても豊崎愛生氏、寿美菜子氏は2年連続で同賞を受賞することになるのでなかなか見物だ。

■パーソナリティ賞

これまでの受賞者の傾向としては息の長い番組をやっている方(第1回の浅野真澄氏、第2回の鈴村健一氏)や長年にわたってラジオ番組に関わっている方(第4回の小野坂昌也氏)が多く受賞しており、突発的な人気の上昇から受賞に至った第3回の神谷浩史氏はちょっと特別な状況だった。
ということで、僕が考える候補者としては今年放送400回を越えた「こむちゃっとカウントダウン」のメインパーソナリティである櫻井孝宏氏、文化放送で長年高い人気を誇っている「田村ゆかりのいたずら黒うさぎ」の田村ゆかり氏、神谷浩史氏の受賞から2年経って長寿番組化した「神谷浩史・小野大輔のDear Girl~Stories~」の小野大輔氏の3名。
本当だったらアニスパの後にこむちゃ、という流れが自然だったと思うのだが、まあ当時はいろいろゴタゴタがあったのでそこは仕方がないところだろう。
今はAM、FMだけでなく私が聴いていないインターネットラジオ番組もたくさんあるので、その中により多くの支持を集めるものがあれば出てきそうだが、やっぱりAM、特に文化放送のA&G枠が強い印象があるので今回もそのセンで予想してみた。
今までのところ純粋なインターネットラジオ番組としての受賞例はないが、またそのうちすごい人気を誇る番組が出てくるかもしれない。

ラジオ以外のテレビ出演なども含めて考えると今年の後半の平野綾氏のメディアへの露出がすごかったが、パーソナリティとしてというよりはゲストの位置づけが多かったように思うので今回は別枠だろう。

■シナジー賞

声優の魅力を十二分に発揮した作品ということで、歌唱賞候補に挙げた放課後ティータイムの誕生元である「けいおん!!」が経済効果を考えても抜きんでているように思うが、それに負けないぐらい「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」も今年いろんな話題をさらっていった。
「けいおん!!」ではリリースしたCDやDVD、Blu-rayが次々とオリコンランキング上位を奪取し、ローソンなどとのコラボ企画も好評を博しており、出演声優の人気の底上げに大きく貢献した作品となった。
「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」は「けいおん!!」ほどは公的な動きはなかったものの、Blu-rayの売り上げ枚数でオリコン1位を獲ったり、リリカル☆パーティーIVでさいたまスーパーアリーナに1万6千人もの観客を動員したり、水樹奈々氏、田村ゆかり氏が歌う主題歌がオリコン上位にランクインするなど話題には事欠かなかった。
ちなみに今年の紅白歌合戦で水樹氏が歌った曲「PHANTOM MINDS」は劇場版なのはの主題歌でもある。
公的な話題という意味では「けいおん!!」、ちょっとニッチでも認められるのであれば劇場版なのは、といったところだろう。

■富山敬賞

今年からは高橋和枝賞の新設にともない男性のみに送られることになったらしい。
正直なところ特別社会的に影響をおよぼした男性声優と言ってもあまりピンと来ないのだが、過去に古谷徹氏や山寺宏一氏が受賞したことを考えると、たとえば「24」のジャック・バウアー役で芸人にも真似られているぐらい有名な声となった小山力也氏、「松本人志のすべらない話」などの多数の人気番組でナレーションをされている若本規夫氏あたりが該当するのかなと思う。

■高橋和枝賞

今年から新設された女性版の富山敬賞、ということらしい。
昨年は水樹奈々氏が紅白出場などの話題性で受賞されたが、今年社会的にメディアに出て活躍されていた候補者となると水樹奈々氏を除けばもう平野綾氏しか思い当たらない。
何でも平野氏は現在地上波のバラエティ番組のレギュラーがあるんだそうで。
もちろん活動の軸は声優なのだろうけど、ビジュアル面でも強みがあるので今後はどんどんマルチタレント化していくのだろう。

■海外ファン賞

第3回のとき設立されて、これまで福山潤氏、斎賀みつき氏が受賞されている。
海外事情は正直よくわからないのだが、有力候補としてはかつてアジアナンバーワン声優と言われていた神谷浩史氏、ちょくちょく海外でイベントに出演しているらしい桃井はるこ氏あたりが挙がるのではないだろうかと思っている。
他には森田成一氏がアメリカあたりで「BLEACH」のイベントに出ていたりもしていたようだし、近年は海外のイベントに呼ばれる日本人声優が増えてきているので正直誰が当たるのか読み切れない部分が多い。

■キッズファミリー賞

紅白歌合戦でも歌が流れるくらい「ハートキャッチプリキュア!」が注目されているようだ。
ということは、紅白の舞台で同作の主題歌を歌い自身もヒロインとして出演されている水樹奈々氏が収まるのが順当なのではなかろうか。
それ以外だと「名探偵コナン」がらみで高山みなみ氏とかも考えられるが、まあ子供目線でいくと今はプリキュアだろう。

ということで、功労賞以外はひととおり予想してみた。
最後に、実際に僕が投票した声優さんと各賞について掲載しておく。

・主演男優賞: 杉田智和 氏

・主演女優賞: 花澤香菜 氏

・助演男優賞: 櫻井孝宏 氏

・助演女優賞: 高垣彩陽 氏

・男性新人賞: 内山昂輝 氏

・女性新人賞: 竹達彩奈 氏

・歌唱賞: スフィア

・パーソナリティ賞: 櫻井孝宏 氏

さて、結果はいかに。


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